今を生きる コロンバスにて 北川克己

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プロジェクト2

つづきです。
Hさんはまだ2年ですか、でも、結果は出ています。このまま順調にいけば、後少しで論文なります。しかし、一つ二つ、腑に落ちないことというか、ミステリーがあるのです。何かが思っていることと違うのです。既存のモデルか、考えているモデルか。こういうことを解くのが研究の醍醐味なのですが、今のままではすんなりと解けそうではありません。もう少し詰めてみて、他の人々のデータとじっくりと比較検討する必要がありそうです。

Kさんは、もう既に論文を一つ出していますが、どちらかというとあまり上手くいかなかったプロジェクトを終わらせてのものなので(どちらに転ぶかわからない結果が全て悪い方に転がってしまった、運の悪い遺伝子だったといえるでしょう)、もう一度、新しいものにチャレンジしてもらいました。今度のもなかなか進まなかったので、私は今度も同じ失敗をしてはいけないと思い、安全策のために他のプロジェクトを薦めましたが、本人が最後に粘りを出して、テクニカルなプレイクスルーを成し遂げました。これは他から見ると重要性がわからないのですが、やっている人にとっては大変大きな違いです。やめるか、続けるか違うわけですから。私は彼には無理だから(彼ができないということではなく、合う合わないというものがあるので)、他の人にでもやらせようと思っていたのです。でも、やはり、他からはそれだけ(技術的な問題)のことなので、それだけでは論文にはなりませんが(全く新しい方法というわけでもないので)、この確立した方法をもとに報告できる結果を出さなくてはtop journalはやはり難しいのです。これが出るかどうかはやはり運によるのですが、これはもうこれはいくつか出つつありまして、後は内容を詰めて行くという段階にあります。何が上手く出るかと発表のタイミングに寄りますが、後は頑張ればおそらく2報、悪くても一報top journalが狙えるでしょう。なんにせよ、早く結果が出ることが重要だと思われます。

YOさんは、Yさんがcell cultureのシステムで出した結果を元にin vivoでの機能を見るというマウスのプロジェクトをしています。彼は見かけによらず、かなり社交的であり(これは必須ではないけど、研究をやる上でかなり大事)、能力的にもかなり優秀といっても過言ではないでしょう。結果がどうなるかは、彼の責任ではないですが、上手くいったら、彼のおかげなのは間違いありません。期待しています。あと1年以内にはなんとかわかるのではないかと思います。
そして、一番新しいYSさんですが、彼には私が昔からやっている遺伝子のin vivoの機能をこれもマウスで調べてもらっています。彼は研究者としてもマチュアですし、マウスもに詳しく、こちらが教えてもらっているという感じですが、このプロジェクトがなかなか難しい。どこで手を引くべきかの判断がつきかねます。もうしばらくしたら、変更すべきなのかどうか。マウスの実験はターンが長いですから、失敗してやり直すにも時間がかかります。一つの実験で2年かかるのなんてざらです。10年ポスドクやってもいいなら別ですが、そうでないなら、かなり慎重にならざるを得ません。あとマウスを維持するスペース(お金もですが)も限界があり、あれもこれもと全てを同時にやるわけにもいきません。こういう問題は我々がモデル生物として使っている酵母やヒト培養細胞の系ではあまり起きる事がないのです。頭の悩ませどころですが、本人とよく相談して決めるしかありません。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-29 14:10 | 科学

プロジェクト

私のラボももう7年になるのですか、プロジェクトも終焉を迎えつつあるものと新たに立ち上がりつつものと混ざりつつあります。
一番古株のBさんは数年前にMCB誌に、つい最近JBC誌に出しまして、共著にはMC誌、MCB誌にもあります。今もう一報JBC誌の結果待ちで、この結果にかかわらず、仕事を探すことを始める予定です。その間、新たにいくつかの仕事をやってもらおうと、パイロット的なプロジェクトをやってもらっています。短期間に勝負がつけば論文にできますけど、まあ、ほとんどはうまくいっても、共著者になるようなものでしょう。もし、仕事が見つかって出て行くことになればですが。本人は製薬企業などのカンパニーがいいといっていますが、このご時世はどの選択でも難しそうです。
Yさんは、O誌、JCB誌に出し、今はCDD誌からの結果待ちです。本人はアカデミックなポジションを求めていますので、これだけではちょっと難しいかもしれません。今かなりいいところに行きそうなプロジェクトがongoingですので、これを早く論文にすることを考えた方が早道かもしれません。 もう少しフォーカスすれば意外と早くできるかもしれませんし。
GさんはDC誌からrejectされたのですが、その理由が数ヶ月以内にreviewerのコメントをaddressできないからだろうというものだったので、もしかしたら、go backできるかもしれないと考えています。そのうちのメインのものだけを一ヶ月以内にトライして、その結果如何でDCよりも良いと考えられているjournalに出そうということになるかもしれません。いずれにせよ、希望が出て来た感じがします。こちらの期待に反してとんちんかんなことを言って来たり、全く評価されなかったりすることが多い中で、かなり手応えのあるコメントをもらえましたので、もうちょっと頑張ってみようという気になりました。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-28 05:00 | 科学

横綱朝青龍

横綱朝青龍が復活優勝。わたしなんかは痛快に思いましたが、一般の人はどうなのでしょうか。マスコミのように憎らしく思っているのでしょうか。横審なんてくそくらえだと思うのですが、何のためにあんなのがあるのでしょう。外部審査機関はもっといじめ問題とかそういう内部では解決しづらい伝統の悪癖的な問題を駆除するためにあるべきで、ガッツボーズはだめとか、横綱にいちゃもんつけるためにあるべきではないと思うのですが。そういうことこそ伝統がなすべきもので外部がとやかくいうことではないのでしょうか。つまり、師匠なり先輩なりが横綱になるまでに教えていくことでしょう。場所後にモンゴルに帰国したっていいじゃないですか、いちいち報道する方がおかしい。まるで、悪い事でもしているようです。報道も規律をやぶったときだけにすべきです。それとも、こうやって朝青龍の味方をふやすべき意図的な悪事なのでしょうか。マスコミの品格を正す、マス審の方が必要な気がしますが。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-28 00:42 | 社会

KK11

せっかくもらったのに着れるようになったと思ったら、川上投手がもうこのユニフォームを脱いでしまった。でも、これ着て応援に行こう。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-25 11:52 | 野球

Yes, we can.

オバマさんの就任式ですが、アメリカらしく、ぐだぐだでした。時間は送れるわ、宣誓ではまちがえるわ。演説は立派なものでしたけど、リンカーンやJFKを超えるものではなかったのではないでしょうか。モクちゃんも歴史的瞬間に立ち会ったという(皆とTV見ただけですが)、証明書をもらってきました。
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なぜか、青い鳥も。
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実質的な政策も大事ですが、政治というのは結構いけそうな雰囲気というのも大事じゃないでしょうか。何をやっても何らかの批判はあるわけで、どのくらいのことに皆が我慢できるかということにつきますから。オバマさんに期待するというのは、生活を向上させてくるということではなく、犠牲を伴ってもやるべきことをしてくれるのだということなのではないでしょうか。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-21 19:24 | 政治

ポニョ

モクちゃんがポニョを何度も何度も見たがります。映画も主題歌のyoutubeもです。何がそんなに赤ちゃん心を捉えるのでしょうね。私には腑に落ちないことだらけな上に、ポニョや壮介はかわいいですけど、あの母親の言動がいちいち癇に障ります。あと、両親の名前をファーストネームで呼ぶのはなんなのでしょうか。アメリカでも一般的には両親の名前は呼ぶませんし、いったいどこの文化の真似なのか、独自のものなのか? それともアメリカ人は挨拶代わりにキスするとかいう都市伝説みたいな勘違いなのか。あの嵐の中で無理に家に帰った意味もわからなければ、せっかく帰ったのにまたひまわりに戻るのもわかりません。それなら帰らなければよかったのに。しかも、5才の息子よりも老人達の方が大事なの???一緒に連れて行くならまだしも、家が安全な保証はなにもないのですから。まるで誰かの夢の中のような不自然なことの連続。ターゲットが子供としても海の魚を水道水にいれちゃうなど間違った知識を植え付けてしまう危惧はないのか。監督大丈夫かいな。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-18 20:48 | 赤ちゃん

勘違い

どうも勘違いしていらっしゃる方がいるので一応言っておきます。私は写真を取ったりするのはあまり好きではありません。旅行にいってもあまり写真を取ったりしない、というかカメラそのものを持って行くことがあまりありません。モクちゃんに関しても取るのはほとんど奥さんか、私が頼まれて取るだけです。このブログに載せているのは、親ばかで世界中にかわいいモクちゃんをお披露目しようと思っているわけではなく、日本にいる祖父母を含めた親族がモクちゃんに会う機会が少ないため、できるだけ日常的に写真をupして見てもらおうと思ってやっているのです。写真やDVDを送ったりもしていますが、それはまとまった時間がないとできないし、どうしてもある程度まとめてでないと送れないので。暇を持て余してやっているわけではないので誤解のないようにお願いします。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-18 03:42 | 日常

寒い

ずーどあったかかったのに、数日前くらいから急に冷え込んできました。昨晩なんて20F(-7C)の中を犬の散歩。顔が凍るかと思いました。そろそろ雪でも降るんだろうか。

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モクの作った雪だるまが一番まともです(親ばか)。

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コーデリアスのカフェにて。

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チャイルドシートにおとなしく乗ってくれなくて困り果てていたのですが、DVDをセットしたら満足げ。飲んでいるのはレモンジュースです。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-17 04:02 | 日常

バードアタック

鳥がジェットエンジンに入り込んでしまう事故はかなり頻繁に起きているようですが、対策はライフル銃で鳥を追い払うとか原始的な方法しか今のところないとか。吸引口に網のようなものをつけといて、なにか詰まったら離脱させるとか、鳥を探知できるレーダーで離陸前にチェックするとか、なんとかもっとハイテクを利用したような方法はないものでしょうか。鳥にしてみれば迷惑な話です。進化の過程でそんなもの(ジェットエンジン)に対応するような危機管理の能力を身につけることはできませんから、もうやられ放題でしょう。鳥のことも考えるとやはり何か危険だというシグナルを送って空路からどいてもらうのが一番です。もっと鳥の研究をせねば。
もしプロペラなら大丈夫なら、鳥が飛べないような高度まではプロペラでのぼり、そこからジェットに切り替えるのはどうでしょう。予算的にできないかもしれませんが。確率的に低いから採算を考えても、放置されているような気がしてきました。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-17 01:58 | 事件

仕事

今日は溜まっていた雑用というか書類仕事をいくつか処理することができてほっとしています。
昨日までに2つの論文を投稿したのですが、どうしてもそれが終ってからしか重要度からいって、手をつけるわけにはいかなかったのです。

GさんのはDCにreviewされていますので、返事待ちです。後2週間くらいはかかるでしょう。なんとかアドレス可能なコメントがくるといいのですが。
YさんのはDCにも門前払い。なのでJCBにしました。おそらくreviewはしてくれると期待します。
Pさんのはもともと一つのpaperでM誌にけられたのを、2つに割って、一つはJBCに出してすんなり通りました。それで、またその残りの半分をJBCに投稿しました。こっちの方は問題があるかもしれません。だめなら、どこでもいいから出してもうこれは終わりにしようかと思っています。

しかし、まだ3つもやらなければならないことが残っています。締め切りまでにはまだあるので、どうしようか。折しも、E誌からreviewの依頼が来ました。引き受けようかどうか迷っています。
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by katsumi_kitagawa | 2009-01-16 03:10 | 日常

Associate Professor at Nationwide Children's Hospital, School of Medicine, Ohio State University
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